CSS

セレクタ

初級

読み方:セレクタ|英語:Selector

CSSでスタイルを当てる対象を指定する部分だよ。タグ名・.クラス名・#id名 で書くよ。

やさしい説明

セレクタとは、CSSで「どの要素にスタイルを当てるか」を指定する部分です。

教室で「3列目の人、立ってください」と言うとき、「3列目の人」がセレクタです。CSSでも同じように「h1」「.card」「#header」と書いて、スタイルを当てる対象を選びます。

セレクタには種類があります。タグ名で選ぶ(h1)、クラス名で選ぶ(.card)、ID名で選ぶ(#header)、状態で選ぶ(a:hover)などです。

具体例・使い方

/* タグ名セレクタ: 全てのh1に適用 */
h1 { color: blue; }

/* クラスセレクタ: class="card" に適用 */
.card { border: 1px solid #ccc; }

/* IDセレクタ: id="header" に適用 */
#header { background: #333; }

/* 疑似クラス: マウスを乗せたとき */
a:hover { color: red; }

よく使うセレクタ一覧

書き方 何を選ぶ?
h1そのタグ全部全ての見出し
.cardそのクラスを持つ要素class="card"
#headerそのIDを持つ要素(1個)id="header"
a:hover状態(マウスを乗せた等)ホバー中のリンク
.box p.boxの中のp(子孫)半角スペースで繋ぐ
*全ての要素全体リセット等

いつ使う?

CSSを書くときは必ずセレクタを使います。「見出しの色を変えたい」「カードに影をつけたい」——スタイルを当てる対象を指定するのがセレクタの役割です。

同じ要素に複数のセレクタが当たると、詳細度(specificity)が高い方が勝ちます。強さの順は ID(#)> クラス(.)> タグ。狙ったスタイルが効かないときは、別のセレクタに負けていないか疑いましょう。

間違いやすいポイント

❌ クラスセレクタの . を忘れる

ドットを付け忘れると、CSSは「そのクラス」ではなく「そのタグ」を探してしまいます。

/* ❌ ドットがない → cardタグを探してしまう */
card { color: red; }

/* ✅ ドットをつける → class="card" に適用 */
.card { color: red; }

❌ 同じIDを複数の要素に付ける

IDはページ内で1個だけが原則。同じIDを複数に付けると、CSSは効いてもJavaScriptの getElementById が最初の1個しか拾えず、バグの原因になります。複数に当てたいときはクラスを使いましょう。

よくある疑問

Q: セレクタの優先順位は?

A: ID > クラス > 要素名 の順に優先されます。詳しくは「詳細度」を参照してください。

Q: 複数の要素に同じスタイルを当てるには?

A: カンマで区切ります。例: h1, h2, h3 { color: blue; } で3つの見出しに同じ色を指定できます。

Q: セレクタが効かないときは?

A: 開発者ツール(F12)でスタイルを確認しましょう。クラス名のスペルミス、スペースの有無、詳細度の負けが主な原因です。

関連用語

  • プロパティ — セレクタで選んだ要素に当てる「何を変えるか」
  • クラス.名前 で選ぶ。複数要素に付けられる
  • ID#名前 で選ぶ。ページ内で1個だけ
  • 詳細度 — セレクタ同士がぶつかったときの強さ

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