2026年4月27日
来場者の声を集めるアンケートフォームを作ろう
文化祭で「来てくれた人の感想を集めたい」「どの出し物が人気だったか知りたい」と思ったことはありませんか?
紙のアンケートは集計が大変ですが、Webフォームなら回答が自動で集まり、集計も簡単です。
この記事では、HTMLでアンケートフォームのデザインを作り、Google Formsと連携して回答を無料で集める方法を解説します。QRコードを印刷して教室に貼れば、来場者がスマホから簡単に回答できます。
HTMLが初めての人は、HTMLで最初のページを作ろうで基本を学んでおくとスムーズです。CSSの書き方がわからない人は、最初のCSSで基礎を確認しましょう。
完成イメージと全体の流れ
完成イメージ:
- スマホで見やすいアンケートページ
- 質問は3〜5問(選択式 + 自由記述)
- 送信ボタンを押すと回答がGoogle Formsに記録される
- QRコードを読み取るだけでアクセスできる
全体の流れ:
- HTMLでフォームのデザインを作る
- Google Formsで回答を受け取る設定をする
- CSSでデザインをカスタマイズする
- QRコードを作って教室に掲示する
Step 1: HTMLでフォームを作る
まず、アンケートの質問をHTMLで作ります。
<form class="survey-form" action="(Google FormsのURL)" method="POST">
<h1>2年3組 お化け屋敷 アンケート</h1>
<p>ご来場ありがとうございます!感想を教えてください。</p>
<label>楽しさはどのくらいでしたか?</label>
<div class="radio-group">
<label><input type="radio" name="entry.123456" value="とても楽しかった"> とても楽しかった</label>
<label><input type="radio" name="entry.123456" value="楽しかった"> 楽しかった</label>
<label><input type="radio" name="entry.123456" value="ふつう"> ふつう</label>
</div>
<label>怖さはどのくらいでしたか?</label>
<select name="entry.789012">
<option value="">選んでください</option>
<option value="とても怖かった">とても怖かった</option>
<option value="少し怖かった">少し怖かった</option>
<option value="怖くなかった">怖くなかった</option>
</select>
<label>感想を自由に書いてください</label>
<textarea name="entry.345678" rows="4" placeholder="感想を入力..."></textarea>
<button type="submit">送信する</button>
</form>
ポイント:
- name属性の「entry.123456」はGoogle Formsの質問IDに対応する(Step 2で確認)
- ラジオボタン(radio)は同じnameを指定すると1つだけ選べる
- textareaは自由記述用
📖 フォームタグの詳しい使い方は「HTMLフォームの作り方【input・button解説】」で学べます。
🔗 inputのtype属性一覧は「HTMLのinputタイプ一覧」で確認できます。
Step 2: Google Formsと連携して回答を集める
Google Formsを使えば、回答を無料で自動収集できます。
手順
- Google Forms(forms.google.com)にアクセスしてフォームを作成する
- HTMLと同じ質問を設定する
- フォームの「送信」ボタン横の「…」→「事前入力したURLを取得」を選ぶ
- URLに含まれる「entry.XXXXXX」の部分をメモする
- HTMLの name 属性にこの値を設定する
- form タグの action にGoogle FormsのURLを設定する
💡 簡単な方法(iframe埋め込み):
Google Forms → 「送信」→ 「<>」タブ → 埋め込みコードをコピー → 自分のHTMLに貼り付けるだけ。デザインはGoogle Forms標準になりますが、確実に動きます。
Step 3: CSSでデザインをカスタマイズする
HTMLフォームのデザインをCSSで整えましょう。
.survey-form {
max-width: 480px;
margin: 40px auto;
padding: 32px;
background: white;
border-radius: 12px;
box-shadow: 0 2px 12px rgba(0,0,0,0.1);
font-family: sans-serif;
}
.survey-form h1 {
font-size: 24px;
margin-bottom: 8px;
}
.survey-form label {
display: block;
margin-top: 20px;
font-weight: bold;
}
.survey-form select,
.survey-form textarea {
width: 100%;
padding: 10px;
margin-top: 8px;
border: 1px solid #ddd;
border-radius: 6px;
font-size: 16px;
}
.survey-form button {
margin-top: 24px;
width: 100%;
padding: 14px;
background: #0d9488;
color: white;
border: none;
border-radius: 8px;
font-size: 18px;
cursor: pointer;
}
.survey-form button:hover {
background: #0f766e;
}
ポイント:
- max-width: 480px でスマホでも見やすい幅に
- border-radius と box-shadow でカード風のデザインに
- ボタンは大きめ(padding: 14px)でタップしやすく
- font-size: 16px 以上にするとスマホでズームされない
フォームのデザインは自由に変えられます。クラスの出し物に合わせて、背景色やボタンの色を変えてみましょう。お化け屋敷なら黒背景に紫のボタン、カフェなら茶色系の配色にすると雰囲気が出ます。
フォントサイズは16px以上にしておくのが重要です。16px未満だと、iPhoneのSafariが自動でズームしてしまい、使いにくくなります。
Step 4: QRコードで来場者にアクセスしてもらう
アンケートページのURLをQRコードにして、教室に掲示しましょう。
QRコードの作り方
- アンケートページをGitHub PagesやGoogle Formsで公開してURLを取得する
- QRコード生成サイト(例: qr.io、QRのススメ)にURLを入力する
- 生成されたQRコードを画像として保存する
- A4用紙に大きく印刷して、教室の入口や出口に貼る
掲示のコツ
- 「スマホで読み取ってね!」と大きく書く
- QRコードの下にURLも文字で書いておく(読み取れない人用)
- 出口付近に貼ると、体験後すぐに回答してもらえる
- 複数箇所に貼ると回答率が上がる
応用:送信後にお礼メッセージを表示する
フォーム送信後に「ありがとうございました!」と表示したい場合は、JavaScriptでフォームの送信イベントを処理します。
💡 簡単な方法: Google Formsの設定で「確認メッセージ」をカスタマイズするか、iframe埋め込みを使えば自動的にお礼画面が表示されます。
HTMLフォーム + JavaScript の場合:
form.addEventListener('submit', function(e) {
e.preventDefault();
// ここで送信処理
document.querySelector('.survey-form').innerHTML =
'<h2>ありがとうございました!</h2><p>回答を受け付けました。</p>';
});
このコードでは、document.querySelectorを使ってHTML要素を取得し、innerHTMLで中身を書き換えています。このようにJavaScriptでHTMLを操作する技術をDOM操作と呼びます。詳しくはJavaScriptでHTMLを操作する方法で学べます。
ただし、この方法はGoogle Formsとの連携が複雑になるため、最初はiframe埋め込みか、Google Formsの標準お礼画面を使うのがおすすめです。
📖 イベント処理の基礎は「JavaScriptのイベント処理入門【onclick解説】」で学べます。
まとめ
- ✅ HTMLフォームでアンケートのデザインを自由にカスタマイズできる
- ✅ Google Formsと連携すれば回答を無料で自動収集できる
- ✅ 簡単に済ませたいならiframe埋め込みがおすすめ
- ✅ CSSでスマホでも見やすいデザインに整える(max-width: 480px)
- ✅ QRコードを印刷して教室に掲示すれば、来場者がスマホから回答できる
- ✅ 出口付近に複数箇所掲示すると回答率が上がる
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