2026年4月16日
CSS 色の指定方法:4つの書き方
CSSで色を指定する方法はいくつかあります。「どれを使えばいいの?」と迷う初心者も多いですが、それぞれに特徴があります。
この記事では、CSS 色の指定方法を4種類に分けてわかりやすく解説します。カラーコード(16進数)・rgb・hsl・色名の違いと使い分けを覚えましょう。
① 色名で指定する
英語の色名をそのまま書く方法です。シンプルで覚えやすいですが、使える色の種類が限られます。
h1 { color: red; }
p { color: blue; }
body { background-color: lightyellow; }
▶ プレビュー
よく使う色名:red・blue・green・white・black・gray・orange・pink など。
練習や簡単なページには便利ですが、細かい色の調整には向きません。
② カラーコード(16進数)で指定する
カラーコードとは、色を # から始まる6桁の英数字で表す方法です。#RRGGBB の形式で、RR・GG・BBはそれぞれ赤・緑・青の強さを16進数で表します。
h1 { color: #ff0000; } /* 赤 */
p { color: #0000ff; } /* 青 */
body { background-color: #f0f9ff; } /* 薄い水色 */
.btn { background-color: #0d9488; } /* ティール */
💡 カラーコードの読み方:
#ff0000:赤(R=ff=255、G=00=0、B=00=0)#00ff00:緑(R=00、G=ff=255、B=00)#0000ff:青(R=00、G=00、B=ff=255)#ffffff:白(すべて最大)#000000:黒(すべて最小)
3桁に省略できる場合もあります。#ff0000 → #f00、#ffffff → #fff。
カラーコードはデザインツール(Figmaなど)でコピーして使えるので、実際の開発で最もよく使われます。
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③ rgb()で指定する
rgb() は赤・緑・青の強さを0〜255の数値で指定します。カラーコードと同じ仕組みですが、数値で直感的に調整できます。
h1 { color: rgb(255, 0, 0); } /* 赤 */
p { color: rgb(0, 0, 255); } /* 青 */
.box { background-color: rgb(240, 249, 255); } /* 薄い水色 */
透明度を指定する:rgba()
rgba() を使うと、4番目の値(0〜1)で透明度を指定できます。
.overlay {
background-color: rgba(0, 0, 0, 0.5); /* 黒の50%透明 */
}
.card {
box-shadow: 0 4px 16px rgba(0, 0, 0, 0.1); /* 薄い影 */
}
💡 CSSでフォントを変える方法で基礎を確認できます。
④ hsl()で指定する
hsl() は色相(H)・彩度(S)・明度(L)で色を指定します。同じ色の明るさだけを変えたいときに便利です。
/* hsl(色相0-360, 彩度%, 明度%) */
.btn { background-color: hsl(174, 84%, 32%); } /* ティール */
.btn:hover { background-color: hsl(174, 84%, 25%); } /* 少し暗く */
.btn-light { background-color: hsl(174, 84%, 90%); } /* 薄い色 */
明度の数値だけを変えることで、同じ色調のバリエーションを簡単に作れます。
4つの書き方の使い分け
| 書き方 | おすすめの使い場面 |
|---|---|
| 色名 | 練習・プロトタイプ・シンプルな色 |
| カラーコード | デザインツールからコピーするとき(最もよく使う) |
| rgb / rgba | 透明度を使いたいとき |
| hsl / hsla | 同じ色調で明暗のバリエーションを作るとき |
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配色を選ぶときのコツ
色の指定方法がわかっても、「どの色を組み合わせればいいかわからない」と悩む人は多いです。配色を選ぶときのコツを紹介します。
コツ1:使う色は3色までにする
メインカラー(一番目立つ色)、サブカラー(補助的な色)、アクセントカラー(ボタンなどに使う強調色)の3色で十分です。色が多すぎると、ごちゃごちゃして見にくくなります。
コツ2:背景は薄い色、文字は濃い色にする
白や薄いグレーの背景に、黒や濃いグレーの文字が一番読みやすいです。逆に、暗い背景に明るい文字(ダークモード)も人気があります。大切なのは、背景と文字のコントラスト(明暗の差)を十分に確保することです。
コツ3:カラーパレットツールを使う
自分で色を選ぶのが難しければ、無料のカラーパレットツールを使いましょう。「Coolors」や「Color Hunt」で検索すると、プロが作った配色の組み合わせを見つけられます。気に入った配色の16進数コードをコピーして使えます。
コツ4:同じ色の濃淡を使う
たとえば青系なら、濃い青(#1e40af)、普通の青(#3b82f6)、薄い青(#dbeafe)のように、同じ色相の濃淡を使うと統一感が出ます。
色をCSS変数で管理する
サイト全体で同じ色を何度も使う場合、CSS変数(カスタムプロパティ)を使うと便利です。色の値を変数に入れておけば、あとから一箇所変えるだけで全体の色を変更できます。
たとえばメインカラーを変数にしておけば、デザインを変えたくなったときに変数の値を1つ変えるだけで済みます。CSS変数の使い方は「CSSカスタムプロパティ入門」で詳しく解説しています。
CSSの基本的な書き方がまだ不安な人は「CSSとは?初心者向けにわかりやすく解説」を先に読んでおきましょう。セレクタやプロパティの書き方がわかっていれば、色の指定もスムーズに進みます。
色のアクセシビリティにも気を配りましょう。色覚に特性がある人は、赤と緑の区別が難しいことがあります。色だけで情報を伝えるのではなく、文字や記号も併用するのが親切です。たとえばエラーメッセージは赤色にするだけでなく、先頭に「エラー:」と文字でも示しましょう。誰にとっても使いやすいデザインを心がけることが大切です。
まとめ
- ✅ 色名:
red・blueなど英語で書く(シンプルだが種類が少ない) - ✅ カラーコード:
#ff0000の形式(実務で最もよく使う) - ✅ rgb():赤・緑・青を0〜255で指定。
rgba()で透明度も指定できる - ✅ hsl():色相・彩度・明度で指定。明暗バリエーションを作りやすい
まずはカラーコードと rgba() を覚えておけば、ほとんどの場面に対応できます。レッスンでさらに詳しく学んでみましょう。