2026年4月16日
Web API とは?
「天気アプリはどうやって天気情報を取得しているの?」「地図アプリはどうやって地図を表示しているの?」——これらの多くは Web API(ウェブエーピーアイ) を使っています。
APIは Application Programming Interface の略で、「プログラムとプログラムをつなぐ窓口」です。Web APIは、インターネット経由でデータをやり取りする仕組みです。
APIのイメージ:レストランの注文
APIはレストランの「注文システム」に例えられます。
- お客さん(あなたのプログラム)がウェイター(API)に注文する
- ウェイターがキッチン(サーバー)に注文を伝える
- キッチンが料理(データ)を作る
- ウェイターがお客さんに料理を届ける
お客さんはキッチンの中身を知らなくても、ウェイター(API)を通じて料理(データ)を受け取れます。
🔥 HTTPSとはで実践してみましょう。
REST APIとJSON
現在最もよく使われるAPIの形式が REST API(レストエーピーアイ) です。URLにアクセスするとデータが返ってきます。
データの形式には JSON(ジェイソン)(JavaScript Object Notation)がよく使われます。
// APIから返ってくるJSONの例
{
"id": 1,
"name": "田中太郎",
"age": 15,
"email": "[email protected]"
}
💡 色の選び方で基礎を確認できます。
JavaScriptでAPIを使う
// JSONPlaceholder(テスト用の無料API)を使う例
async function getUser() {
const response = await fetch('https://jsonplaceholder.typicode.com/users/1');
const user = await response.json();
console.log(user.name); // Leanne Graham
console.log(user.email); // [email protected]
}
getUser();
無料で使えるAPIの例
- JSONPlaceholder:テスト用のダミーデータAPI
- OpenWeatherMap:天気情報API(無料プランあり)
- PokeAPI:ポケモンのデータAPI(完全無料)
- GitHub API:GitHubのリポジトリ情報など
🔗 あわせて開発者ツールの使い方もチェックしてみましょう。
初心者におすすめの無料API
APIを試してみたいけど、どれを使えばいいかわからない人のために、登録不要で使える無料APIを紹介します。
JSONPlaceholder
ダミーのユーザーデータや投稿データを返してくれるAPIです。練習用に最適です。実際のサービスではありませんが、fetchの練習にぴったりです。
PokeAPI
ポケモンの情報を取得できるAPIです。名前、タイプ、画像などのデータが返ってきます。好きなポケモンの情報を表示するページを作ってみましょう。
Open-Meteo
天気予報のデータを取得できるAPIです。緯度と経度を指定すると、その場所の天気や気温が返ってきます。自分の住んでいる地域の天気を表示するページが作れます。
Dog API
ランダムな犬の画像を返してくれるAPIです。ボタンを押すたびに新しい犬の写真が表示されるページが簡単に作れます。
これらのAPIを使ってデータを取得する方法は「JavaScript fetchでデータを取得する方法」で詳しく解説しています。
APIを使うときの基本的な流れ
APIを使ってデータを表示するまでの流れは次の通りです。
ステップ1:APIのドキュメントを読む
どのURLにアクセスすればいいか、どんなデータが返ってくるかを確認します。ほとんどのAPIには使い方を説明するドキュメントがあります。
ステップ2:fetchでリクエストを送る
JavaScriptのfetch関数を使って、APIのURLにリクエストを送ります。
ステップ3:レスポンスをJSONに変換する
返ってきたデータをJSON形式に変換します。response.json()を使います。
ステップ4:データを画面に表示する
取得したデータからほしい情報を取り出して、HTMLに表示します。DOM操作を使って、ページの内容を書き換えます。
JavaScriptの基本がまだ不安な人は「JavaScriptとは?初心者向けにわかりやすく解説」を先に読んでおきましょう。
APIを使うときの注意点
注意点1:リクエスト回数の制限がある
多くのAPIには「1分間に60回まで」のような制限(レートリミット)があります。短時間に大量のリクエストを送ると、一時的にブロックされることがあります。
注意点2:APIが突然使えなくなることがある
無料のAPIは、提供者の都合で突然停止することがあります。重要なサービスには使わないようにしましょう。練習や個人プロジェクトには問題ありません。
注意点3:返ってくるデータの形式を確認する
APIによって返ってくるデータの構造が違います。必ずドキュメントを読んで、どのプロパティにどんな値が入っているか確認しましょう。
注意点4:HTTPSを使う
APIのURLは「https://」で始まるものを使いましょう。「http://」だとブラウザがブロックすることがあります。
APIを使いこなせると、自分のページに外部のデータを表示できるようになります。天気、ニュース、画像など、さまざまな情報を組み合わせたオリジナルのページが作れます。
APIは現代のウェブ開発に欠かせない技術です。SNSのタイムライン表示、地図の埋め込み、決済処理など、私たちが日常的に使うサービスの裏側ではAPIが活躍しています。まずは簡単なAPIからデータを取得する練習を始めて、少しずつ複雑な処理に挑戦していきましょう。
まとめ
- ✅ API:プログラムとプログラムをつなぐ窓口
- ✅ Web API:インターネット経由でデータをやり取りする仕組み
- ✅ REST API:URLにアクセスするとデータが返ってくる形式
- ✅ JSON:APIでよく使われるデータ形式
- ✅ JavaScriptの
fetchでAPIからデータを取得できる
APIを使いこなすと、外部のデータを活用したアプリが作れます。レッスンでさらに実践的な使い方を学んでみましょう。
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