2026年4月25日
はじめに
JavaScript(ジャバスクリプト)は、Webページに「動き」をつけるプログラミング言語です。ボタンを押すと文字が変わる、画像が切り替わるなど、ユーザーの操作に反応するページを作れます。
この記事では、ボタンをクリックしたときにテキストが変わる仕組みを、ゼロから作る方法を解説します。
ステップ1:HTMLにボタンを作る
まず、HTMLファイルにボタンとテキストを用意します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>はじめてのJavaScript</title>
</head>
<body>
<h1>JavaScriptの練習</h1>
<p id="message">ボタンを押してみよう!</p>
<button id="my-btn">クリック!</button>
</body>
</html>
id 属性は、JavaScriptから要素を見つけるための「名前」です。id="message" と id="my-btn" をつけておきます。
📖 詳しくはclassとidの違いで解説しています。
ステップ2:scriptタグを追加する
JavaScriptのコードは <script> タグの中に書きます。</body> の直前に置くのが基本です。
<button id="my-btn">クリック!</button>
<script>
// ここにJavaScriptを書く
</script>
</body>
</html>
// はコメント(メモ)です。プログラムの動作には影響しません。
ステップ3:クリック処理を書く
<script> タグの中に、以下のコードを書きましょう。
const btn = document.getElementById("my-btn");
const msg = document.getElementById("message");
btn.addEventListener("click", function() {
msg.textContent = "クリックされました!🎉";
});
コードの意味を1行ずつ説明します。
document.getElementById("my-btn")— HTMLからid="my-btn"の要素を取得addEventListener("click", function() {...})— クリックされたときに実行する処理を登録msg.textContent = "..."— テキストの内容を書き換える
👉 DOM操作入門も参考にしてください。
🔗 あわせてイベント処理入門もチェックしてみましょう。
ステップ4:ブラウザで動作確認する
ファイルを保存してブラウザで開きます。「クリック!」ボタンを押して、テキストが「クリックされました!🎉」に変われば成功です!
アレンジしてみよう
基本ができたら、以下のアレンジに挑戦してみましょう。
- クリックするたびにカウントが増える「カウンター」を作る
- テキストの色も一緒に変える(
msg.style.color = "red") - ボタンを2つ作って、それぞれ違う動きをさせる
🔥 カウンターチャレンジで実践してみましょう。
最初のスクリプトを書いたあとに試してみよう
最初のJavaScriptが動いたら、少しずつコードを変えて実験してみましょう。
実験1:alert()のメッセージを変える
alert("こんにちは")の中身を自分の好きな言葉に変えてみましょう。「おはよう」「今日は天気がいい」など、何でもOKです。文字列はクォーテーション(引用符)で囲むことを忘れないでください。
実験2:console.log()を使う
alert()の代わりにconsole.log("メッセージ")と書くと、ブラウザの開発者ツール(F12キー)のコンソールにメッセージが表示されます。alert()と違ってポップアップが出ないので、何度も実行するときに便利です。
実験3:計算をさせる
console.log(3 + 5)と書くと、コンソールに8と表示されます。足し算(+)、引き算(-)、掛け算(*)、割り算(/)ができます。電卓のように使ってみましょう。
実験4:document.write()で画面に表示する
document.write("こんにちは")と書くと、ページ上に直接文字が表示されます。HTMLの中にJavaScriptで文字を追加できることがわかります。
JavaScriptの3つの書き方
JavaScriptをHTMLに追加する方法は3つあります。
1つ目:HTMLファイル内にscriptタグで書く
bodyタグの閉じタグの直前にscriptタグを書いて、その中にJavaScriptを書きます。最初はこの方法が一番簡単です。
2つ目:外部ファイルに書く
JavaScriptを別ファイル(例:script.js)に書いて、HTMLからscriptタグのsrc属性で読み込みます。コードが長くなってきたら、この方法に切り替えましょう。HTMLとJavaScriptを分けることで、コードが整理されて読みやすくなります。
3つ目:コンソールに直接入力する
ブラウザの開発者ツールのコンソールに直接コードを打ち込む方法です。ファイルを作らなくても、すぐにJavaScriptを試せます。ちょっとした実験に最適です。
最初のスクリプトでよくあるミス
ミス1:scriptタグの位置が間違っている
scriptタグをheadタグの中に書くと、HTMLがまだ読み込まれていない状態でJavaScriptが実行されます。bodyの閉じタグの直前に書くのが安全です。
ミス2:クォーテーションの閉じ忘れ
文字列を囲むクォーテーションを閉じ忘れると、エラーになります。開始と終了で同じ種類(シングルかダブル)を使いましょう。
ミス3:全角文字でコードを書いている
日本語入力モードのまま記号を打つと、全角の括弧や全角のセミコロンになってしまいます。コードは必ず半角英数字で書きましょう。
ミス4:ファイルを保存していない
コードを変更したのに動作が変わらないとき、保存を忘れている可能性があります。Ctrl+S(MacはCommand+S)で保存してからブラウザを更新しましょう。
次のステップとして、変数を使ってデータを保存する方法を学びましょう。「JavaScript変数入門」で、letやconstの使い方を解説しています。
まとめ
- ✅ JavaScriptは
<script>タグの中に書く - ✅
getElementByIdでHTML要素を取得する - ✅
addEventListenerでクリック処理を登録する - ✅
textContentでテキストを書き換える