情報Ⅰのテストに出るフローチャートの書き方【アルゴリズム入門】

情報Ⅰのテストに出るフローチャートの書き方を初心者向けに解説。基本記号・よく出るパターン(最大値・合計・探索)・コードへの変換方法を図解で紹介。練習問題付き。高校生向け。無料。

2026年4月27日

フローチャートが読めれば、テストの得点源になる

情報Ⅰのテストでは、フローチャート(流れ図)を読んで答える問題がよく出ます。

フローチャートとは、プログラムの処理の流れを図で表したものです。記号の意味と読み方を覚えれば、テストで確実に点が取れるようになります。

この記事では、フローチャートの基本記号、テストでよく出るパターン、そしてフローチャートからコードに変換する方法を解説します。最後に練習問題もあるので、テスト前の確認に使ってください。

フローチャートの基本記号5つ

フローチャートで使う記号は5つだけです。形で意味が決まっています。

① 端子(角丸の長方形)— 開始と終了

プログラムの「開始」と「終了」を表します。フローチャートの一番上と一番下に置きます。

② 処理(長方形)— 計算や代入

「合計 ← 合計 + i」のような計算や代入を表します。

③ 条件分岐(ひし形)— Yes/Noの判断

「i < 10 ?」のような条件を書き、Yesの場合とNoの場合で矢印が分かれます。

④ ループ(六角形 or 台形)— 繰り返し

「i を 1 から 10 まで繰り返す」のような繰り返し処理を表します。

※教科書によって記号が異なる場合があります。

⑤ 矢印(→)— 処理の流れ

上から下に向かって処理が進むことを示します。条件分岐では左右に分かれます。

💡 テストでの注意点:

  • 矢印の方向に沿って読む(基本は上から下)
  • ひし形(条件分岐)では「Yes」と「No」のどちらに進むか必ず確認する
  • ループの開始と終了の位置を確認する

テストでよく出るフローチャート3パターン

パターン① 合計を求める

開始

合計 ← 0

i を 1 から 5 まで繰り返す

合計 ← 合計 + i

合計 を表示する

終了

結果: 合計 = 1+2+3+4+5 = 15

見分け方: 「合計 ← 合計 + 〇〇」という処理がループの中にある

パターン② 最大値を求める

開始

データ ← [3, 7, 2, 9, 4]

最大値 ← データ[0]

i を 1 から 4 まで繰り返す

データ[i] > 最大値 ? ─Yes→ 最大値 ← データ[i]

         └No→ (何もしない)

最大値 を表示する

終了

結果: 最大値 = 9

見分け方: ループの中に「もし 値 > 最大値 ならば 最大値 ← 値」がある

パターン③ 条件に合うデータを探す(線形探索)

開始

データ ← [5, 8, 3, 7, 2]

探す値 ← 7

見つかった ← false

i を 0 から 4 まで繰り返す

データ[i] = 探す値 ? ─Yes→ 見つかった ← true

         └No→ (何もしない)

見つかった ? ─Yes→ 「見つかった」を表示

      └No→ 「見つからなかった」を表示

終了

結果: 「見つかった」を表示(データ[3] = 7)

見分け方: ループの中に「もし データ[i] = 探す値 ならば」がある

📖 変数と条件分岐の基礎は「情報Ⅰのテストで出る「変数」「条件分岐」がわからない人へ」で図解しています。

フローチャートからコードに変換する方法

フローチャートの各記号は、コードの構文に1対1で対応します。

  • 処理(長方形)→ 代入文
  • 条件分岐(ひし形)→ if文
  • ループ(繰り返し)→ for文

変換の例:合計を求めるフローチャート → JavaScript

let total = 0;
for (let i = 1; i <= 5; i++) {
  total = total + i;
}
console.log(total);

テストでは「フローチャートを見てコードの空欄を埋める」問題が出ます。記号とコードの対応を覚えておきましょう。

🔗 if文の書き方は「JavaScriptのif文入門」で学べます。

📖 ループの書き方は「JavaScriptのループ処理入門」で学べます。

練習問題(3問)

テスト前に解いてみましょう。答えは問題の下にあります。

問題1

次のフローチャートを実行したとき、表示される値を答えなさい。

開始 → x ← 10, y ← 3

x > y ? ─Yes→ z ← x - y

    └No→ z ← y - x

z を表示する → 終了

問題2

次のフローチャートを実行したとき、表示される値を答えなさい。

開始 → カウント ← 0

i を 1 から 10 まで繰り返す

i を 2 で割った余り = 0 ? ─Yes→ カウント ← カウント + 1

            └No→ (何もしない)

カウント を表示する → 終了

問題3

次のフローチャートは何をするプログラムか、日本語で説明しなさい。

開始 → データ ← [4, 8, 2, 6, 1], 最小値 ← データ[0]

i を 1 から 4 まで繰り返す

データ[i] < 最小値 ? ─Yes→ 最小値 ← データ[i]

         └No→ (何もしない)

最小値 を表示する → 終了

答え

  • 問題1: 7(10 > 3 はYes → z = 10 - 3 = 7)
  • 問題2: 5(1〜10の偶数は 2,4,6,8,10 の5個)
  • 問題3: 配列データの中から最も小さい値(最小値)を見つけて表示するプログラム

まとめ

  • ✅ フローチャートの基本記号は5つ(端子・処理・条件分岐・ループ・矢印)
  • ✅ テストでよく出るパターンは「合計」「最大値」「探索」の3つ
  • ✅ 「合計 ← 合計 + 値」→ 合計パターン、「もし 値 > 最大値」→ 最大値パターン
  • ✅ フローチャートの各記号はコードの構文に1対1で対応する
  • ✅ 条件分岐(ひし形)は必ずYes/Noの両方の行き先を確認する
  • ✅ 練習問題はノートにトレースしながら解く

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出典: https://start-web-programming.com/blog/joho1-flowchart/