2026年4月26日
「変数」「条件分岐」がわからなくても大丈夫
情報Ⅰのテスト勉強をしていて、「変数って何?」「if文の意味がわからない…」と困っていませんか?
変数と条件分岐は、プログラミングの一番基本的な考え方です。ここがわかると、情報Ⅰのプログラミング問題がぐっと解きやすくなります。
この記事では、変数と条件分岐を「身近な例」で説明してから、テストで出る形式(擬似コードとJavaScript)の両方で解説します。最後に練習問題もあるので、テスト前の確認に使ってください。
変数とは? — 「名前のついた箱」
変数は、データを入れておく「名前のついた箱」です。
身近な例で理解する
学校のロッカーを想像してください。ロッカーには番号(名前)がついていて、中に荷物(データ)を入れられます。
- ロッカー「点数」に「85」を入れる → 点数 = 85
- ロッカー「名前」に「田中」を入れる → 名前 = "田中"
箱の中身は後から入れ替えられます。「点数」に入っている「85」を「90」に変えることもできます。これを「再代入」と言います。
擬似コードでの書き方
点数 ← 85
名前 ← "田中"
「←」は「右の値を左の変数に入れる」という意味です。
JavaScriptでの書き方
let score = 85;
let name = "田中";
「let」は「変数を作る」という意味です。「=」は「右の値を左の変数に入れる」という意味で、数学の「等しい」とは違います。
テストで注意するポイント
「合計 ← 合計 + 10」のように、左辺と右辺に同じ変数が出てくる式があります。これは「今の合計の値に10を足して、新しい合計にする」という意味です。
合計 ← 0 → 合計は 0
合計 ← 合計 + 10 → 合計は 0 + 10 = 10
合計 ← 合計 + 10 → 合計は 10 + 10 = 20
📖 JavaScriptでの変数の使い方は「JavaScriptの変数入門【let・const・varの違い】」で詳しく学べます。
条件分岐とは? — 「もし〜なら」
条件分岐は、「条件によって処理を変える」仕組みです。
身近な例で理解する
朝起きたときのことを考えてみましょう。
- もし雨が降っていたら → 傘を持っていく
- そうでなければ → 傘を持たない
これが条件分岐です。「条件」を確認して、結果によって行動を変えます。
擬似コードでの書き方
もし 点数 ≧ 60 ならば
「合格」を表示する
そうでなければ
「不合格」を表示する
「≧」は「以上」という意味です。点数が60以上なら「合格」、そうでなければ「不合格」を表示します。
JavaScriptでの書き方
if (score >= 60) {
console.log("合格");
} else {
console.log("不合格");
}
「>=」は「以上」、「===」は「等しい」、「<」は「より小さい」という意味です。
3つ以上の場合分け
条件が3つ以上あるときは、「そうでなくもし」を使います。
もし 点数 ≧ 80 ならば
「優」を表示する
そうでなくもし 点数 ≧ 60 ならば
「良」を表示する
そうでなければ
「不可」を表示する
上から順に条件をチェックして、最初に当てはまった処理だけが実行されます。点数が85なら「優」が表示され、「良」は表示されません。
🔗 if文の詳しい書き方は「JavaScriptのif文入門【条件分岐をわかりやすく】」で学べます。
テストでよく出る形式と解き方
情報Ⅰのテストでは、変数と条件分岐が次の2つの形式で出題されます。
形式①:穴埋め問題
次のプログラムの空欄【ア】に入る式を選びなさい。
x ← 15
y ← 20
もし 【ア】 ならば
「xの方が大きい」を表示する
そうでなければ
「yの方が大きい」を表示する
選択肢: (1) x > y (2) x < y (3) x = y (4) y > x
解き方:
- 問題文から「xの方が大きい」を表示する条件を考える
- 「xの方が大きい」→ x > y
- 答え: (1)
形式②:実行結果の予測
次のプログラムを実行したとき、表示される値を答えなさい。
a ← 5
b ← 3
もし a > b ならば
a ← a + b
そうでなければ
b ← b + a
a を表示する
解き方:
- a = 5, b = 3
- a > b → 5 > 3 → 正しい → 「a ← a + b」を実行
- a = 5 + 3 = 8
- 表示される値: 8
練習問題(3問)
テスト前に解いてみましょう。答えは問題の下にあります。
問題1:穴埋め
次のプログラムの空欄【ア】に入る値を答えなさい。
x ← 【ア】
x ← x * 2
x を表示する
表示される値が 14 のとき、【ア】に入る値は?
問題2:実行結果の予測
次のプログラムを実行したとき、表示される値を答えなさい。
点数 ← 75
もし 点数 ≧ 80 ならば
「A」を表示する
そうでなくもし 点数 ≧ 60 ならば
「B」を表示する
そうでなければ
「C」を表示する
問題3:実行結果の予測
次のプログラムを実行したとき、表示される値を答えなさい。
a ← 10
b ← 20
もし a < b ならば
c ← b - a
そうでなければ
c ← a - b
c を表示する
答え
- 問題1: 7(7 × 2 = 14)
- 問題2: B(75 ≧ 80 は偽、75 ≧ 60 は真なので「B」)
- 問題3: 10(10 < 20 は真なので c = 20 - 10 = 10)
まとめ
- ✅ 変数は「名前のついた箱」。データを入れたり、入れ替えたりできる
- ✅ 「合計 ← 合計 + 10」は「今の値に10を足す」という意味
- ✅ 条件分岐は「もし〜なら」で処理を変える仕組み
- ✅ 条件は上から順にチェックされ、最初に当てはまった処理だけ実行される
- ✅ テストでは「穴埋め」と「実行結果の予測」の2形式がよく出る
- ✅ 実行結果の予測は、変数トレース表をノートに書いて解く
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